L/W 雑記


2004年6月5日(土)9:36

初日(火曜日)のゆるくたっていいじゃない『謝謝byebye』を観た。
久しぶりのラグに少々懐かしさを感じながら、思いのほか大入りで最前列での観劇。
これは、しかし正解であったようだ。
客席の関係で最前列床に座っての演技は他の座席ではなかなか見づらかったそうだ。
まぁ、これだけ贅沢に俳優を使って1200円(前売)というのはラグという会場を考えてもなかなかに贅沢な話だ。
といっても、感想としては辛口になってしまう部分もあるか。
常に目新しいものを求めているわけではないし、この公演にはそれは求めていなかった。
むしろそれぞれの役者の得意技で勝負しているという感覚が非常に良かったと思うし、そういう意味では分かりやすくなかなかおかしく面白かった。
特に久々湊さ氏の演技は他の役者を凌駕して一段上の演技を観ることができたと思う。
巧いのは当然だとしても、それ以上に舞台に対する余裕というか、たたずまいが非常に良かった。
わずかな動きで全てを語ることが出来ていたように思う。
という反対の意味では赤坂氏はやや疲れ気味なのか、初日の緊張なのであろうか、多分そうでもないだろう。
清水企画『間違いの喜劇』の時も思ったけれど、以前のような鋭いかつゴムマリのような身体表現が影を潜めていた。
例えば汗の出方一つとっても以前は飛び散るように汗が出ていたのにそれがボタボタと下にしたたり落ちている感じ。
単に年齢の問題なのか?
ちょっと分からない。
芝居全体としては良い雰囲気の1時間であったと思う。
でも、疑問点も少々。
ケンとメリーのキャッチボールシーン。
あれだけ各役者の細かい技を活用しておきながら、何故あのシーンだけ粗雑なのか。
それは演出意図なのだろうか。
だとしたらその意図は伝わらないし、分からない。
あのシーンは単純なシーンでもあるけれど、もう少し丁寧な作りをした方が良かったのではないかと思う。
ま、しかし1200円であれだけの役者の集合体を観られただけで役得というところか。