雑記
1999年6月分
19990623
現在作成分、約11ページの脚本を温水に渡す。
いずれにしても改訂に次ぐ、改訂の作業があるとは思うが、最初の印象はどのようなものであろうか。
6月中に第1稿完成宣言をしている手前、おそらく20ページを越えたくらいから苦しみだすとは思うのだが、それはとっとと乗り切ってしまわなければならない。
顔合わせ以降の稽古の進め方などをぼんやりと考える。
時間はほしい。最低でも50回の稽古は必要のような気がする。
また、それとは別に音やらの練習も必要になってくるであろう。
最初の10回くらいまでは「お互いになじむ」ということを主眼におこうと思う。
んー、やはり、もう少し回数がほしいところだ。
ま、脚本を上げてからゆっくり考えることにしよう。
19990620
それにしても、なんだかディープな一日ではあったのだ。
肉体的にも精神的にも疲労してしまう。
しかも目の前にはやらねばならぬ作業が……
自分でも無理をしてることを感じるが、今はその無理をしてみる時期なのかもしれない。
ここを乗り切ることなのだ。そうすればきっと……という淡い期待も抱きつつ。
いいのだ。寝る前に凹んでも。問題は起きたときにそれを忘れていることだ。表面的にでも。
所詮、未熟な個人だし集団なのだから、失敗しながらでも経験していくしかないだろう。でも、常に失敗は許されない状況でもあったりするところがつらいのか。
時間は限られている。肉体的精神的キャパシティも限られている。後は仕方がない。その状況の中でいかに無理ができるのかということなのかもしれない。
自分自身がそこまでにストイックになれるかどうか試されているのかもしれないし、あるいは自分自身で試そうとしてるのかもしれない。
そしてどこかで、自分自身を信じるしかないのだ。
19990616
脚本停滞状況。
まとまった時間がとれないということも若干はあるのだが、それ以前に停滞気味である。
全体の構成はできているので後は書き込むだけなのだが、要するに勢いの問題なのかもしれない。単純に。
2時間あるからといって、2時間分書けるという技術を僕は持っていない。
もしかするとそれだけのことなのかもしれない。
満天飯店稽古。
鍛えるというよりも、それ以前の体調管理にまずは気を使いたい年頃。
でも、最近は調子がいいし、少しずつだけれども体力も回復しているような気がしている。
やはり、夏ゆえに。
FOR-7A稽古。
稽古日誌を参照のこと。
分量としてはそれほどヘビーな課題ではないので、まぁ、早く脚本覚えろや。自分。
19990614
満天飯店打ち合わせ。
久しぶりに全体の情報がまとまってくる。
それにしても最近、特に劇団とユニットとふつう分けられるような集団について考えることが多くなってきた。それは現在の立場がそうであるからなのだろう。
満天飯店は肩書き的には「劇団」である。少なくとも手代木と温水に関しては、そのようにカテゴライズされることになっている。事実上、それ以外の準店員と読んでいるメンバーも劇団員に近い立場にはあるわけだが。
そういった意味では一応、満天飯店を劇団として考えられるだろう。
そもそも劇団とは何なのか。どうもそこから僕にはよくわからない。いや、わかっていないだけなのかもしれない。しかしながら、少なくとも劇団であるからにはどこかに「継続性」があるような気がする。それは続けていくことがすべてではないけど、ある一定のメンバーで、その集団において作品を作っていくという意味の中での継続性である。
だから、内部の人間関係やら、話の進め方にも何らかの社会的なやりとりというか、社会性のようなものが存在することになるのである。
つまり、どうしても「次」を考えざるを得ないわけだ。
そんなところから微妙な人間関係が発生してしまうのかもしれない。
……とか考えてみたりもした。
19990611
FOR-7A稽古。「FIRST IMPRESSION」以来、初の稽古。
ええと、詳しい話は今後、FOR-7Aのホームページで展開するので、しばらくはそちらを参照のことといった感じかな。
なにせ、次回「OBLATO」までの稽古場日誌の担当は手代木なので。
脚本少し進む。いくつかのシーンを書く。
気分転換にキャッチボール。
ようやく物語が動き始める予感。
だが待てよ、このままでは予定上演時間が、役者陣が……
が、初稿でもありそこら辺は後で考えることにする。
頑張れ!演出!
……ってオレか。
19990609
「STAR FOLK 外伝」脚本執筆(一応)開始。
とりあえず書いてみるべヴァージョン。
構成など作成するも、すでに崩れる。
しかし、それがキッカケとなり話が広がる。
世の中何が起こるかわからないものだ。
メンバーには6月には脚本1次稿提出と言ってしまったので、
それには間に合わせなければならない。
そう言えば、自分締め切りは当初4月中ではなかったか?
書くべし、書くべし。
19990606
FOR-7A楽日。3日間通して213名の方に来ていただいた。
終わった途端、訳の分からない疲労感が襲ってきた。
妙な気分。終わった感じがしない。
それもそのはずで、7月の公演まで1ヶ月ないのだ。
しかし何はともあれ、濃密な3日間であり、稽古であった。
きっとこれからあと2ヶ月ちょっともそうなっていくことだろう。
これはおそらく劇団では生まれてこない濃密さだ。
「続けていく」というプレッシャーが存在していない分だけ、濃密な時間が生まれてくる。良きにつけ、悪しきにつけ。
劇団であるならば「続ける」ということのプレッシャーを引き受けなければならない。
それは同じ演劇の公演を目的としている集団であっても明らかに違うスタンスなのだ。
どちらがいいとかの問題なのではない。
要するに「続ける」ことを選択するか、しないかという話なのである。
19990605
FOR-7A2日目。
昨日よりもさらに多いお客さんが来る。
……に対して出来の方は……少なくとももっとよいモノはやってきているはずだ。
しかし、それも即興ならではの出来事でもあるし、また、そういう出来事に挑戦するのが即興でのステージなのだと思う。
1回1回で完全燃焼していけるかどうか。結果はわからないが、少なくともその姿勢なのだろう。そして、やはりコンスタントに面白いモノを提出してゆくことが必要なのだ。即興であっても。いや、即興であるからこそ。即興を見せ物とする以上、コンスタントな面白さに対する感覚は余計に強くなければいけないのだろう。
19990604
FOR-7A初日。
緊張と同時に、開放感。
不思議なものだ。お客さんが入ったことでかえって胸のつかえがとれた気分だ。
観てくれたお客さんの反応も比較的よく、初日としてはまずまずの出来だったのではなかろうか。
今日は初日であって、初日ではない。明日も初日なのだ。
特にこういった即興の企画の場合、まさに一期一会といった思いが強い。
19990603
FOR-7A。仕込み&GP。
人間は生き物なのだ。生モノでもある。
疲れていないと言えば嘘になる。しかし、嘘を突き通すのが役者ならば。やはり、疲れを出してはいけないのだ。
歯を食いしばってでも笑ってみせる心意気が欲しいものであると同時に、歯を食いしばらなければ笑えない人間を見せる度胸も必要なのだ、結局。
よくわからん。でも、明日は違うぞ。悪いけど。
19990602
満天飯店稽古。しばらく雑談して、メニューを一つ消化してから別の稽古場へ。
最近、一日がやたら長く感じられるせいか、久しぶりの満天飯店である。
温水主導の稽古。動きや音楽といったことに焦点を当てて行った……はず。
FOR-7A稽古。
通しは行わず、今までの稽古のものとはややテイストの違うものを行う。
新しい試みというわけではなくて、昨日までの反省点で構成上、似たようなものができてしまうといった問題をクリアするためのものである。
個人的には今日の稽古は充実したものとなった。
明日から会場入り、明後日は本番である。
早い早い。
19990601
FOR-7A。疲れが出ていないと言えば嘘になる。だが、精神は意外と健康な状態だと思う。
少なくともテンパってアホウになってはいない。
しかしながら、これをやっておけば安心というものがないだけに、常に不安感はつきまとっている。いやな夢も見る。いやな夢でありながら、芝居的には面白かったりするから、余計に悔しかったり……
全体の流れが見えてきたことで、構成的な部分で欲が出てくる。
違ったテイストの即興も織り交ぜつつ、こんなのもあんなのもあるんだぞというのを作ってきたい。んー、一役者というよりも、やはりこういった部分では企画者的な考えが出てくるのだな。また、それが受け入れれる現場でもあるし。
とにもかくにも明日の稽古と、明後日のGPの2回だ。後は本番なのである。
そうそう。FOR-7Aの8月教育文化会館ヴァージョンのチラシができた。いいぞぉ。思いっきりパクリだ。好きなんだなパクリって。パクリのB級感ってなんともいえないものを感じてしまう。
19990531
FOR-7A。全体を通すような形での稽古を行う。
今回の企画の場合、これを通し稽古と呼ぶのかどうかはナゾだが、
でも「通し」に近い形であるのは確かなことだ。
全体の流れが見えてきて、その中で
自分のテンションなりをとらえることが出来るような気がした。
新しい即興のメニューが増える。
音楽に合わせて無言で、動きのみののもを見せていくというもの。
確かに即興というとストーリーを展開させるためにコトバに頼ってしまうのだが、
コトバを使わない即興も、しかし、それはそれで役者なのであろう。
後は個人的な出来の問題であろうか。
19990530
オモテはオモテ、ウラはウラ。こっちはかえって個人的な活動の報告みたいな、日記みたいなモノとしてとらえていただきたいのだな。
そんなわけで、本日はFOR-7Aの稽古。今日は6月「FIRST
IMPRESSION」の会場である、スタジオウノでの稽古であった。むちゃくちゃ音の反響する場所。本番では音の吸収を考えていろいろ養生するので、状況はかなりよくなるであろうが、今日はとにかく反響しまくりの稽古であった。けれども大まかな感じはつかめたような気がする。いつでもそうなのだが、稽古場と実際の会場とでは空間の雰囲気は全く違う。それは単純に金が解決する問題でもあるのだが、単純な問題ほど解決が困難なものなのである。
何はとりあえず、FOR-7Aに参加して、多くの得るモノがあることは確かなことだし、これがまだ第1弾かと思うと、これからの活動が楽しみでもあり、気合いが入ってくることこの上ない。
きっと、しばらくはFOR-7Aの人間チックな展開がなされるのであろう。
あ、でも、脚本の構想も少しずつではあるが進んではいるのだ。
要するに頭と肉体の切り替えなのである。できているかどうかは別にして。